フロアヒンジについて
フロアヒンジとは
フロアヒンジとは、ドア(開き扉)の軸側の床に埋め込まれ、ドアの荷重を支え、開けられたドアをソフトに確実に閉める制御装置です。ビルや店舗などの出入口の重量ドアに多く使用されています。
フロアヒンジの構造・種類
その構造は、フロアヒンジ本体にバネとオイルダンパーが内臓されており、バネが扉を閉める力を生み出し、オイルダンパーが閉じる力を制御します。
種類は、大きく分けて2種類 一般ドア用(框ドア・木製ドア) と、強化ガラスドア用(テンパードア用) に分けられますが、他にも 防火ドア対応 のフロアヒンジや、水が侵入しないように設計された 防水型、床が石張りやじゅうたん張りの場合でも対応できる 石張り仕様・じゅうたん張り仕様 などの特別仕様のものもあります。
フロアヒンジの特徴
一般的な丁番吊りのドアとは異なり、中心でドアを吊り込む為、外側・内側両方への開閉が可能(内外自由開き)となります。(丁番吊りの場合、構造上、外側・内側のどちらか一方にしか開閉できません。) 立ち止まることなく外側・内側どちらからでも、進行方向へ押して開けることができる為、使用される場所としても人の出入りの多い場所(店舗や、マンション・ビルなどのエントランス。)によく使われています。
また、フロアヒンジを使用すると、見た目がすっきりしてとてもきれいです。上記の構造を見てもらえればわかりますが、フロアヒンジ自体は床に埋め込まれ、その主軸と上部のトップピボットのみでドアを吊り込み支えます。余計な部材が表に露出されない為、シンプル・すっきりな外観でとてもきれいです。
フロアヒンジの不具合・交換
このように外観的にきれいで、機能的にもとても便利なフロアヒンジですが、長年使用していると油漏れ(オイル漏れ)や錆び付き・腐食などが起こり、扉の開閉スピードが速くなり過ぎたり、フロアヒンジが浮き上がって扉がガタついたり、閉まらなくなったりというような不具合が生じてきます。このような症状が見受けられ始めた場合は、早めのフロアヒンジの交換をおすすめします。もしそのままの状態で使用し続けると、扉本体や枠側の破損へと繋がり、最悪の場合、扉本体や枠側まで交換が必要となってしまう可能性も出てきます。
なお、フロアヒンジの交換については、専門的な知識・工具が必要となってきます。また、防犯上の観点からも、DIY感覚で自分で交換しようとはせず、必ず最寄りの専門業者をお探し下さい。(例:工務店様、建具交換・修理屋さん、ドアの補修・交換屋さん、ガラス屋さんなど。)
- 油漏れ(オイル漏れ)
- 錆び付き
- 腐食・浮き上がり
当店でのフロアヒンジの取り扱い
当社は、九州一円のサッシメーカー様や補修業者様、工務店様などに多数の納品実績がある建築金物の総合商社で、オンラインショップはその一部として運営しております。今では、全国各地の業者様にも納品させていただいております。フロアヒンジの 見積ご依頼(標準品~特別仕様品)、交換品の選定、部品の取り寄せ、廃番品の後継機種選定など、ご質問・ご要望がございましたら、何なりとお申し付下さい。当店の お問い合わせフォーム よりご連絡いただきましたら、順次対応・回答させていただきます。
取り扱いメーカー・ブランド
※種類が膨大にある為、掲載できていない商品もございます。お探しの商品が見つからない場合は、 お問合せフォーム よりご連絡下さい。順次対応・回答させていただきます。
フロアヒンジの交換機種選定
既設フロアヒンジの現調写真・実測寸法を送っていただくことで、交換品の選定・御見積書をご提案させていただいております。写真撮影・実測方法については、下記をご参考下さい。
「フロアヒンジの交換品選定用チェックシート(PDF)」もご用意しておりますので、こちらを参考に現地調査・記入後、メール・Fax送信でも受付致しております。
≫ E-mail. ecshop@ibnez.com Tel. 092-402-1210 / Fax. 092-474-0656
《 写真の撮り方 》
- 扉全体(上枠まで含めて ①閉じた状態、 ②開いた状態)
- フロアプレート・刻印
- 中身本体(プレート刻印と異なる製品が設置されてあるケースがございます。)
- アーム・トップピボット
- 扉全体
- フロアプレート・刻印
- 中身本体
- アーム
- トップピボット
《 寸法の測り方 》
- プレートサイズ(小・大)
- 竪枠から軸心までの距離
- トップピボットのプレートサイズ
上記ご準備ができましたら、 お問合せフォーム より、ご送信下さい。
※稀に当店では、取り扱いできない機種がある場合もございます。機種選定・お見積り回答できない場合もございますので、予めご了承ください。
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